環境経済委員会所管施設視察 2007.8.3
廃棄物処理施設の赤道(あかみち)

 赤道というのは、道路法が適用されない道路。赤道はその形態により里道(リドウ)、農道、けもの道、間道、路地、脇道などと称されているが、「里道」が一般的に使用されている。里道というのは、昔から自然発生的に生まれた道で、農作業に使われたり、山に薪取りのために通じていた道とか、集落内の往来に使われていた道などのこと。これらの道路は明治以降の道路関係法令上、道路としてその設置、管理について規定されることなく、従って管理者がはっきりしないまま現在に至っている。しかし、基本的には里道の所有者は国であり、維持・修繕等の機能的な管理はその所在する市町村が行うことになっている。(http://www.civiltec.co.jp/naiyou.html より一部抜粋)

 今回訪れた東細谷町の赤道は、周囲に設置されつつある産業廃棄物処理施設に囲まれ、利用するのが困難な状況にあることを確認した。左の写真では、赤道は左下から上部フェンスの右端付近(フェンスが少し無い部分)に続いている。この先は海岸に下りる斜面。写真では見にくいが、ロープで示してあるので赤道の存在がかろうじてわかる。

風力発電施設

 細谷町の風力発電所。概要は以下のとおり。

  • 機種名:GE1.5s
  • 発電開始風速:約3.0m/秒
  • 定格風速:約12.0m/秒
  • 発電停止風速:約25.0m/秒
  • 回転数11〜20rpm
  • タワー高さ:64.7m
  • 翼長さ(半径):約35m
  • 定格出力:1,500Kw
  • 推定発電電力量:約340万KWh/年(約940世帯相当)

 どの程度の音がするのか関心があった。この日は10m/秒程度の風が吹いており、ビュッビュッという風切り音がした。健康被害をもたらすと言われる問題の低周波音というのがよくわからなかったが、発電機のまわるウーという音はわずかにしていた。
 今後、この近辺に同様の風力発電機が13基設置される計画が進行している。

漁村コミュニティ基盤整備事業(小島海岸)

 表浜海岸には地引網・釣り・サーフィンなど海岸利用者が多く訪れるが、トイレ・手足洗い場・日よけ施設・腰掛などの利便施設が未整備な状況にある。小島海岸では平成18〜19年に1億円をかけ、水洗トイレ、多目的広場、休憩施設などが整備された。
 写真手前は駐車場、中央右側がトイレ(周囲に周辺小学校児童の絵が展示されている)、中央左側が多目的広場。

高豊漁港地区海岸保全施設整備事業

 


 侵食が進む砂浜を取り戻すため、離岸堤の設置を行っている。事業概要は以下のとおり。
  • 事業年度:平成15年度〜24年度
  • 全体事業内容:離岸堤 L=150m × 2基、L=120m ×4基
  • 全体事業費:18億4千5百万円
  • 事業進捗率 34.96%(平成18年度末)
  • 補助率:国50%、県9.8〜17.6%、市負担率32.4%〜40.2%
  • 方法の概要:マットを敷き、その上に異形ブロックを置く。右側写真は離岸堤の存在を示す灯標。

 平成13年度までに設置された海岸では効果が上がっていると説明をされたが、表浜の全てに離岸堤の設置をすることの困難さを考えると、天竜川からの砂の供給促進を考えることは不可欠と思われた。

その他の視察先

新埋立処理課事務所と最終処分場

資源化センター余熱利用施設「りすぱ豊橋」

イシグロ農材潟cfル温室

カモメリア


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