行政視察 2007.7.24〜27
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彩の国芸術ホール(さいたま市)
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こむこむ(福島市子どもの夢を育む施設)
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青森市におけるコンパクトシティの形成
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総合病院や図書館などの公共施設の郊外移転をはじめ、郊外開発による中心市街地の空洞化の進展に伴い、道路、小中学校、上下水道などの公共投資が増加した。豪雪地帯であることから、除雪費用も増大した。このような問題意識から、平成11年に策定した“青森都市計画マスタープラン”においては、都市づくりの基本理念を《コンパクトシティの形成》とした。
土地利用の方針
雪対策や防災性を考慮しながら、分散しがちな都市づくりにかけるエネルギーの集約を図ることを都市整備戦略として、インナーにおける都市施設の集中整備等による市街地環境の向上を推進する。
一方、ミッド及びアウターにおいては、コンパクトシティ形成に必要な計画的かつ秩序ある市街地整備にとどめることを基本とする。
土地利用の方針⇒ウォーカブルタウンの創造
- アウガ(2001年開業)・・・商業・公共の複合施設の建設
地下1階 新鮮市場、レストラン
1〜4階 専門店
5〜8階 公共施設(図書館、研修室)
総事業費は185億、3年目から黒字に転換
駐車台数522台、平均利用者数16,000人/日
- パサージュ広場
車がなく人が安心して「まち歩き」を楽しむ事ができる新しい商界隈を作り出す「パサージュ構想」を、先導的・モデル的に示すために整備した街区。また、将来中心商店街で商売を始めようとする若い意欲のある人のため、商業ベンチャー支援を行う。
- 冬季バリアフリー計画
融雪歩道、アーケード、歩道拡幅、電線地中化
- 街中居住の推進
※郊外開発の抑制・・・郊外の切捨てではない。これ以上、街を広げないという主旨を理解してもらうようにしている。
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アウガ 外観(以下その内容) 地下海産物品店 情報広場
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図書館 青森公立大学まちなかラボ 託児施設
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感 想
- 合併により広域化する都市が増加している中、広域化による公共投資
の増大を防ぐためには、都市構造の三層化は必要な発想だと感じた。
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函館港の港湾計画
目標年次平成30年代前半
計画の方針
- 物流機能の拡充・強化
- フェリー埠頭機能の拡充・強化
- 国際観光交流拠点の形成
- 国際水産・海洋に関わる研究・交流空間の形成
- 港湾施設の防災機能の向上
- 親水空間・海洋レクリエーション機能の充実
- 臨港交通体系の充実
感 想
- 漁業と連絡船の町だったが、北洋漁業の衰退、連絡線の廃止により、夜景など観光の町を目指した。新幹線のルートから外れたことで新たな生き方を求められている。
- 港の美しさ、市民との関わりの深さなど、三河港の課題となっているテーマについて模範とすべき点が多い。
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