メルマガ「きずな」
メルマガ「きずな」 No.134 4月3日
[ホームページ http://toyo.pbeins.net/ ]

 こんにちは、豊橋市議会の豊田一雄です。
 この4月1日に、豊橋市議会の中の会派として、自由民主党豊橋市議団が設立されました。従来私が所属していた会派・新政未来は解散し、私もこの新会派に所属することになりました。
 従来、保守系会派が二つに分かれており、市民からはわかりにくいという声が多くあったこと、国政で自民党が与党となり国・県・市の議員が連携することで地域の声を政策に反映できる体制とすること、などの目的により新会派設立となったものです。結果が出せるように努力していきます。

◆3月議会で行った一般質問について、要旨をご紹介します。
 市の財政状態を示す発生主義による財務諸表が作られるようになり、5年が経過しました。その中から質問した訳ですが、ポイントは豊橋市が「将来世代の負担を増やさないために、地方債(市の借金)の残高の総額を減らす」と言っていることについて、その考え方で大丈夫か?ということです。
 注目したのは2カ所です。1つ目は、資産の老朽化です。資産老朽化比率がこの5年間で36%から42.2%に上昇しています。つまり、道路、学校、市民館などのインフラや施設の更新が積極的に行われていないということです。市有建築物の多くが昭和40年代から平成10年頃にかけて建設されており、いずれ集中的に更新の必要が出てきます。これを乗り切らないと、施設更新を将来世代に先送りすることになります。
 もう一つは、臨時財政対策債という市債の残高の増加です。市債総額では減少傾向にあるものの、その中の臨時財政対策債の残高は毎年30億円ずつ増加し、既に400億円を超えています。他の市債は施設等を建設する際に起債したもので、新たな建設を行わなければ利息以上に残高が増えることはなく、将来世代もその施設を利用できるものであり、負担をすることも合理的なものと言えます。
 これに対して、臨時財政対策債はどこかで歯止めをかけなければ、どこまでも残高は増加していきます。元々、国は地方財政の不足分を地方交付税で補って来ましたが、近年その財源不足により、一部を地方交付税措置し残りは臨時財政対策債の起債を認めるということになっています。その元利償還に必要とする経費は翌年の基準財政需要額に加えることになっていますが、結果としては、借金を借金で返していることであり、その残高が増え続けています。将来の建設に必要な財源を先食いしていると言えます。
 以上のことなどから、将来世代の負担を増やさないためには、地方債の残高の総額を見ているだけでは不十分なのではないか、という趣旨の議論をしました。

◎◎◎ホームページ更新案内◎◎◎
●「議会発言」のページに3月議会一般質問の要旨を掲載(4月1日更新)
 「新地方公会計モデルによる財務諸表から見える課題」について、@資産の量の適否、A資産の老朽化の進展、B社会資本等形成の世代間負担比率の推移、C税収に対する行政コストの比率の推移、D資産更新に向けた備え、の5つの視点から聞きました。
http://toyo.pbeins.net/cc.html

☆☆☆ 議会事務局からの連絡 3月8日〜4月2日 ☆☆☆
        [豊橋市関連ニュースなど]

【3月11日】レストラン、売店のリフレッシュ・オープンと遊具使用料の見直し
 のんほいパークのレストラン、売店は、昭和29年の開園以来60周年の節目を迎える平成26年4月、装いも新たに生まれ変わる。また、4月1日から遊園地などの遊具使用料が、よりお得に、いっそう利用しやすいものへと変わる。詳細は下記ページに記載。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/17193/houdoubaitenn1.pdf

【3月11日】豊橋百儂人とコラボして地域農産物メニューを販売PRするキッチンカーが始動する!
 豊橋産農産物等のブランド化を推進するため、農業のスペシャリスト集団「豊橋百儂人」の協力を得て、地域農産物等の移動販売によるPR事業をスタートする。詳細は下記ページに掲載。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/17250/kitchencar.pdf

【3月18日】追悼「冨安昌也展〜慈しみの風景、自然美と人間〜」の開催
 平成25年10月に94歳で没した豊橋出身の洋画家・冨安昌也氏の画業を偲び、初期から絶筆までの油彩画と水彩画あわせて約30点を紹介する追悼「冨安昌也展〜慈しみの風景、自然美と人間〜」を開催する。詳細は下記ページに掲載。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/17431/tomiyasu-youkou.pdf

【3月26日】公契約のあり方に関する意見書が提出された
 本市では、よりよい入札・契約制度の構築を目指して、平成25年4月に豊橋市にふさわしい公契約のあり方について幅広い見地から意見を伺うため、学識経験者3名、事業者側の代表2名、労働者側の代表2名の合計7名で構成される『豊橋市公契約のあり方に関する懇談会』を設置し、これまで6回にわたり豊橋市の公契約のあり方について議論を重ねてきた。このたび、懇談会から出された意見がとりまとめられ、平成26年3月25日に石原会長より市長に意見書として提出された。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/17813/koukeiyakuikensyo.pdf

【3月28日】第2期豊橋市中心市街地活性化基本計画の認定について
 豊橋市では、平成25年度末で終了する「第1期豊橋市中心市街地活性化基本計画」に引き続き、平成26年4月から5年間を計画期間とする「第2期豊橋市中心市街地活性化基本計画」を、関係団体や市民の皆様の意見を聞きながら策定し、平成26年3月28日、内閣総理大臣より認定を受けた。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/item/17709.htm

【4月1日】応急手当WEB講習が平成26年4月1日からスタート
 パソコンやスマートフォンを利用し、時間や場所にとらわれることなく、自分のペースで応急手当の基礎知識を学ぶことができる講習。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/13354.htm

以上

2014年03月07日号

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