メルマガ「きずな」
メルマガ「きずな」 No.167 7月10日

 7月6日朝、元豊橋市議会議員の伊藤秀昭さんが、大動脈瘤破裂による出血性ショックのためお亡くなりになりました。伊藤さんは6年前に議員を勇退した後、東日新聞紙上で豊橋をはじめ東三河五市議会の毎定例会で行われる全ての一般質問の要約を紹介してくれていました。時には叱咤激励も含まれました。市民にとっても議員にとってもありがたい情報でした。この議会傍聴記執筆は大変な作業であり、もしかするとそのことが体への負担になったのかもしれません。ご冥福をお祈りします。

◆6月12日の一般質問では二つのことについて質問しました。
 一つ目は人口問題についてです。平成28年の豊橋市からの転出超過人数、即ち転出から転入を差し引いた人数は前年より267人増え942人となり、日本の市町村の中で18番目に多いという結果でした。かつて豊橋はずっと転入超過が続いていましたが、ここ8年は転出超過が続いています。このことについて、認識と対応を聞きました。
 答弁では、近隣の大手製造業の期間従業員の削減などが影響していること、転出される世代の多くは、これから家庭を持ち子どもを育んでいく世代であることから、自然動態へのマイナス影響や地域コミュニティの衰退といった、様々な問題が深刻化する懸念をはらんでいるという認識が示されました。しかし、一昨年策定した人口ビジョンやまち・ひと・しごと創成総合戦略の見直しはまだ行う考えはないとのことでした。
 豊橋が持続可能なまちであるためには、市外に高度な知識や技術を学びに行った豊橋産まれの子たちが帰って働ける場所、つまり多様な知識や技術を活かせる職場が必要であることを訴えました。その具体的な形として、一つのテーマの下に、企業、大学、研究機関、自治体などが集積し、相互の連携・競争を通じて新たな付加価値を創出するという産業クラスター形成を提案しました。さらに、子ども達が帰ってきたくなるまちであるためには、豊橋を築いてきた偉人のことをもっとしっかり紹介していくことの大切さも主張しました。
 もう一つの質問、新しい公会計制度の有効活用の方策については、次号で紹介したいと思います。

◎◎◎ホームページ更新案内◎◎◎

●市政レポート"議会発言"のページを更新しました。(6月27日更新)
 平成29年6月議会で、豊橋市が転出超過全国18位になったという平成28年総務省人口移動報告の結果を踏まえた、持続可能なまちづくりの方策について、及び平成28年度決算から導入される統一的基準による新しい公会計制度の有効活用の方策についてを質問しました。
http://toyo.pbeins.net/cc.html

☆☆☆ 豊橋市関連ニュースなど 6月1日〜7月10日 ☆☆☆

【6月12日】アクアリーナ豊橋 トレーニングルームリニューアル
 平成29年5月よりアクアリーナ豊橋のトレーニングルームがリニューアルオープンしました。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/item/50557.htm

【6月21日】リトアニ共和国、ドイツ連邦共和国へのトップセールス実施
 本市では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をきっかけとした交流の推進に取り組んでいます。今回、豊橋市長がホストタウンの相手国であるリトアニア共和国、ドイツ連邦共和国を訪れ、オリンピック・パラリンピックの事前合宿や今後の交流につながるよう、豊橋市のPRを行います。
〇日程:平成29年6月25日〜7月2日

以上

2017年5月31日号

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