メルマガ「きずな」
メルマガ「きずな」 No.74 10月31日
[ホームページ http://toyo.pbeins.net/ ]

 名古屋で行われていた生物多様性条約のCOP10は、最終日までギリギリの議論が行われ、なんとか名古屋議定書を採択することができました。とは言うもののこの議定書は遺伝資源の利益配分に関するもので、これで本当に生物の多様性を守っていくことができるのか、少し心配でした。しかし、この会議では2010年以降の多様性の保全目標である愛知ターゲットも合意されたとのことで、納得しました。

◆9月5日のこのメルマガで、今後10年間の豊橋市のまちづくりの指針となる第5次豊橋市総合計画(素案)について、パブリックコメントの募集が行われていることをお知らせしました。パブリックコメントの募集は9月末日をもって終了しましたが、市議会各会派は10月8日までにこの素案に対して意見を取りまとめ、市長宛に提出しました。
 私の所属する会派「豊橋みらい」でも、基本構想、基本計画について大小様々なポイントについて、約40の項目を出しています。特に私が気になったのは、今後10年間に豊橋が遭遇するであろう、チャンスやピンチに対して積極的に対応しようとする戦略的な考え方が希薄に思える点です。「エネルギー需要の増加と化石エネルギー資源の枯渇傾向」「地球温暖化による気候変動の顕在化」「食糧危機の危惧の増大」などが、社会潮流と基本認識の中に含まれていません。市民協働推進の必要性の認識は示されていますが、中核となるべき自治会活動の活性化が「課題」に含まれていません。産業活力創造プランは示されていますが、三河港からベンツが撤退したことの反省、あるいは国際自動車コンプレックス構想を今後どうしていくのか、などの方針が見えません。
 20世紀における我が国は人口の増加を基調に、様々な事態が右肩上がりの傾向にありました。21世紀に入りその傾向が大きく変わったことをはじめ、国境を越えた経済活動の活発化、人間活動と地球の許容能力とのバランスが大きく変わってきたことなど、この際、しっかり認識することが重要だと思います。国に頼るばかりでなく、市として何ができるか、今後さらに議論を進めて行きたいと考えています。
◎◎◎ホームページ更新情報◎◎◎

●議会発言に9月決算特別委員会での発言を掲載(10月23日)
 [財政調整基金の運用利率] [新型インフルエンザで学んだこと] [地区市民館の指定管理のあり方][総合動植物公園からみどりの協会への委託内容] [総合動植物公園と自然史博物館の連携]などについて、市の認識を確認しました。
http://toyo.pbeins.net/cc/1009a.html

●議会発言に10月4日の総務委員会での発言を掲載(10月23日)
 平成22年度までの経営改革プランに替わる「新たな行財政改革プラン」の策定に向けた考え方、シティプロモーション推進計画案に対して、質問をしました。
http://toyo.pbeins.net/cc.html

☆☆☆ 議会事務局からの連絡 10月18日〜10月31日 ☆☆☆

        [豊橋市関連ニュースなど]
【10月26日】芸術文化交流施設整備等事業基本設計の概要について
 基本設計業務が完了したので、下記ページにその概要を公表する。
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/bunka/koryushisetsu/pdf/kihonsekkeigaiyo.pdf

【10月26日】洪水ハザードマップの配布について
 平成19年度及び21年度に二級河川柳生川、梅田川、佐奈川が水位周知河川に指定されたことから、水防法に基づき浸水想定区域を記載した洪水ハザードマップを作成した。河川増水時の破堤等による浸水状況や避難方法等の情報提供により地域住民の危機管理意識を高め、洪水の被害を最小限にとどめることを目的とする。関連地域には、11月1日号の「広報とよはし」とともに配布予定。

【10月26日】豊橋市南部窓口センターの移転について
 休日夜間急病診療所の移転に伴い、同診療所一階部分を南部窓口センターとして改修し、11月1日から供用を開始する。

以上

2010年10月18日号

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