メルマガ「きずな」
メルマガ「きずな」 No.190 2019年9月29日

 下の豊橋市関連ニュースにも記載しましたが、豊橋市内の東名高速道路に念願のインターチェンジができることが現実的になってきました。場所は東名高速道路豊橋北バスストップ付近。仮の名称は、豊橋新城スマートインターチェンジ。これまで数年にわたる豊橋市と新城市が連携した要望活動の成果とも言えます。この程決定した準備段階調査は国によって1〜2年間行われ、その後、国や地方自治体による地区協議会などでの検討を経て、新規事業化ということになります。大いに期待するとともに、豊橋市内からのアクセス道路整備の必要性も感じるところです。

◆9月30日に最終日を迎える9月定例議会では決算特別委員会が開催され、平成30年度決算の審査が行われました。その資料として従来型の会計資料とともに財務諸表が示されました。
 財務諸表は貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書の4表で構成されています。従来型の会計資料では一般会計や特別会計は現金主義といい実際に現金が動いた時に計上する会計方式です。財務諸表は現金が動かなくても価値の移動があった時に計上する発生主義です。建物や機械などは年月の経過で価値が下がりますが、これを減価償却費として経費に計上することも発生主義の特徴です。これらにより、正味の財産が増えているのか減っているのか、その変動の原因はどこにあるのかを見ることができます。病院や上下水道の会計も発生主義です。従来は一般会計と病院会計などは原則が異なるために、全体を合算することができませんでしたが、財務諸表は豊橋市が行う全ての事業全体を合算することも可能となります。
 その内の貸借対照表では資産と負債の総額、そしてその差額である純資産が示されています。純資産は正味の財産と言っていいものであり、豊橋市全体会計の平成30年度末では4,938億円であり、29年度末と比べて116億円の減少となっています。純資産変動計算書で見ると、30年度は29年度に比べて純行政コストも財源も大きく減っていますが、これは介護保険が東三河広域連合に移行したことが大きな要因です。介護保険の移行による今年だけの特別要因として、介護保険給付費等準備基金の約22億円が東三河広域連合に移管されたということもあります。
 30年度だけの特別要因を除いても、財源を大きく上回る行政コストがかかっていることは間違いありません。今後、財源の拡大と合わせ、資産の老朽化をくい止め全世代型社会保障を実現しつつ行政コストの削減を成し遂げることが、豊橋市の持続可能性を確かなものにするために不可欠です。第6次総合計画の大きな課題であると考えます。財務諸表は以下に掲載されています。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/10520/30zaimushohyou.pdf

☆☆☆ 豊橋市関連ニュースなど 8月23日〜9月29日 ☆☆☆

【8月30日】豊橋市SDGs未来都市
 SDGs未来都市の選定を受けて、「豊橋市SDGs未来都市計画」を策定しました。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/65937/SDGS.pdf

【9月2日】ええじゃないか豊橋市プレミアム付商品券2019
 令和元年10月の消費税・地方消費税率引上げが市民税非課税者・子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起・下支えするため実施します。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/item/68423.htm

【9月24日】豊橋産官学連携推進フォ−ラム2019を開催致します
 このフォーラムでは、豊橋市内の大学による「食・農・健康」に関する最新の取組みを紹介するほか、基調講演やパネルディスカッションにより、市民はもとより企業、大学、行政が進めるこれからの魅力的な「まちづくり」のヒントを探ります。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/40682.htm

【9月27日】豊橋新城スマートインターチェンジ(仮称)準備段階調査採択決定
 国土交通省から、『高速道路会社への事業許可およびスマートインターチェンジの準備段階調査への採択等を行いました』が発表され、豊橋初の豊橋新城スマートインターチェンジ(仮称)が準備段階調査箇所へ採択されました。
http://www.city.toyohashi.lg.jp/item/69954.htm

以上

2019年8月22日号

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