メルマガ「きずな」
メルマガ「きずな」 No.61 3月29日
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こんにちは、豊橋市議会の豊田一雄です。
月末になって、真冬に逆戻りしたような寒い日になりました。北の地方では花吹雪ならぬ、本当の吹雪というところもあったようです。朝倉川の桜は既に五分咲きといったところですが、この分なら週末辺りがちょうど満開の見ごろになりそうです。

◆3月定例会の最終日となる3月26日、議員定数の削減を決める条例が本会議で審議され、現在の40名から36名に減少させることを決定しました。
 提案したのは、「まちフォーラム」4名、「春風会」3名、無所属1名の計8議員。これに対して、質問したのは「豊橋市民会議」「日本共産党豊橋市議団」からそれぞれ1名。「少数意見の吸い上げが困難になることにどのように対処するのか」「財政が厳しいから議員数を減らすということだが、今後、財政が厳しくなる都度、議員数を減らすということか」「議会費削減ということであれば、議員数削減ではなく議員報酬削減ということは考えなかったのか」などの質問が行われました。質問者一人当たり、質疑応答込みで30分以内という制限のせいもあり、議論は不完全燃焼の感もありました。
 2月末までは議員定数は現状維持という合意がほぼできていたのですが、突然の議員提案により、数日前には五分五分の形勢となり、定数削減を求める新聞報道、当日のケーブルテレビ実況中継の決定などの影響もあり、採決では賛成33票対反対6票という大差での議決となりました。
 因みに、私は採決に際しては起立せず反対の意思表示をしました。こんなに大切なことをこんなに慌ただしく決めてしまうことに問題を感じたからです。より多くの市民の声を行政に届けるという議員の役割、市政の問題点をチェックするという議会の役割を果たすための議員の多様性、などを後退させない手だてを考えることが必要です。今後、議員数が少なくなることを考えると、市民がより的確に議員を選択することができるように、議会広報の充実も進めなくてはならないと考えています。

追伸
 私が3月議会で議員定数削減議案に反対した理由について補足説明させていただきます。
 議会改革ということについて、私は、議員がもっとしっかり市民の皆さんの声を市に届けることができるようになること、議会としてもっとしっかり市の政策についてチェック機能を果たしていけるようになることなどの方策を確立していくことだと考えています。その上で、これらの役割を後退させることのないように十分留意しながらコスト削減を図っていくことが大切です。ところが、今回は、議員や議会の役割をしっかり確保する方策について議論が何もなされないままに、コスト削減のみに着目した議員定数の削減をしようというものであったことに賛成できなかったということです。
 そういう意味では、順番が逆になってしまいましたが、議員の役割、議会の役割を今まで以上に果たせるような仕組みを確立する作業が、急務になったということが言えます。まずは、議会広報の充実だと思います。市民の皆さんが議会でだれがどんな活動をしているかをつぶさに知ることができるようにすることです。そうすれば、議会で行われる議論の本当の問題点は何か、様々な問題についてだれに相談を持ちかければいいのかがわかりやすくなり、市政の議論に参加しようという方が増えてくるものと考えています。

☆☆☆ 議会事務局からの連絡 3月10日〜3月29日 ☆☆☆
        [豊橋市関連ニュースなど]

【3月10日】建設工事における入札制度の変更について
 平成22年度より、豊橋市が発注する工事の入札制度を下記のとおり変更する。
@予定価格と最低制限価格の公表時期の変更
 平成21年度から「予定価格と最低制限価格をセットでの事前公表」を試行してきたが、「最低制限価格と同額入札でのくじによる落札決定」が前年度に比べて大幅に増加した。最低制限価格と同額入札の「くじ」による落札決定の解消及び見積もり努力を損なう入札の解消を図るため、予定価格については「事前公表」最低制限価格については「事後公表」として試行する。
A最低制限価格の算定方法の変更
 最低制限価格の設定範囲については、平成21年4月に中央公共工事契約制度運用連絡協議会で、低入札価格調査基準価格に係るモデルが見直されたことを踏まえ、設定範囲を2/3〜4/5から7/10〜9/10に変更する。算定式については、国の低入札調査制度における重点調査価格及び愛知県の低入札調査制度における失格判断基準の算定式を参考に、案件ごとに算定することとする。
算定式={(直接工事費×80%)+(共通仮設費×70%)+(現場管理費×70%)+(一般管理費×30%)}×1.05

【3月16日】「豊橋市地球温暖化対策地域推進計画」の策定について
 豊橋市では昨年度より二ヶ年かけ、豊橋市域の温室効果ガスの削減目標や市民と事業者と市の具体的な取組内容を示す総合的な計画として、「豊橋市地球温暖化対策地域推進計画」を策定した。
・配布スケジュール
@豊橋市地球温暖化対策地域推進計画(本編、概要版)を市のホームページに掲載する(3月31日予定)
A概要版を全世帯に配布(広報とよはし4月1日号と同配)

【3月17日】三遠南信地域社会雇用創造事業の提案採択について
 三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)は、内閣府の「地域社会雇用創造事業」にかかる事業主体として、3月16日、採択の通知を受けた。
・事業内容
 国からの地域社会雇用創造交付金により、SENAに三遠南信地域社会的企業支援基金(仮称)を設置し、基金を原資として事業を実施する。
詳細は下記ページに掲載。
http://www.sena-vision.jp/news/100317koyousouzoujigyou.pdf

【3月24日】豊橋市市民協働推進計画の策定について
 市民協働によるまちづくりの推進に向け、市民と市が協力して取り組む施策の行動計画「豊橋市市民協働推進計画」を策定した。

以上

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