2018年11月30日(金) 総務委員会(建設消防委員会との合同審査)
青字は答弁
テーマ [新アリーナを核としたまちづくり基本計画(中間報告)について]

☆新アリーナを核としたまちづくり基本計画(中間報告)について

  1. 最終報告に追加される内容等について
    【1回目質疑】
     今回は中間報告となっているが、最終報告は1月下旬から2月上旬までには行われるとのことだが、最終的には項目や内容など何が追加されるのかについて伺う。

    【答弁要旨】
     今回の中間報告の豊橋公園内の施設等の整備・再配置について、今回お示しした基本的な考え方を踏まえ、平成27年の再整備計画図を変更した図面をお示しする予定です。また、豊橋公園までの動線計画や経済効果について追加していく予定です。取り組み例についても充実していきたいと考えています。

    【2回目質疑】
     計画策定の目的には、「新アリーナを核としたまちづくりの基本的な考え方を定めるとともに、豊橋公園内の施設等の整備や来場者の動線計画の方向性を明らかにするため」としている。今の答弁では、今後作成するものとして、豊橋公園再整備計画図の変更したもの、豊橋公園までの動線計画、経済効果、取り組み事例の増加などを考えているとのことだった。これは主に目的に記載されている後半部分のことになると思われる。
     しかし、目的の前半部分にある「新アリーナを核としたまちづくりの基本的な考え方」ということについては、触れられていなかった。このことについては、中心市街地活性化基本計画改定の中で示すことになるのかどうか、確認させていただきたい。

    【答弁要旨】
     新アリーナを核とするまちづくり計画の基本的な考え方が示されていないというご指摘だと思いますが、例えばp.5以降の基本理念・基本方針の部分については、今回新アリーナを建設した場合にどのようにどのようにまちづくりを進めていくのかという基本的な考えを示したものであると認識しています。

    【3回目質疑】
     この計画の名称はまちづくりの基本計画ということであり、当然必要なものとして対象エリア、計画期間、目標などが記載されて初めてまちづくりの基本計画ということになると思う。この部分について、この基本計画にいれるのか、中心市街地活性化基本計画に入れるのかを聞いている。

    【答弁要旨】
     本計画の中でエリアなどを記載すべきものと考えています。中心市街地のにぎわい創出ということも申し上げているが、この計画の対象エリアとしては豊橋市全域と考えています。

    【4回目質疑】
     そのことをどこに書くのかということを伺っている。

    【答弁要旨】
     本計画の中にお示しをしていきます。

    【5回目質疑】
     先ほどの答弁では言われなかったが、本計画の対象エリア、計画期間、目標などが最終報告では示されるという理解でよろしいか、確認させていただく。

    【答弁要旨】
     どの程度まで書き込むことができるかは今後検討の検討によりますが、考え方としてはこの計画の中でお示ししていくつもりです。

    【6回目質疑】
     考え方ということだが、聞いていることはこれらが示されるのかどうかという非常に単純なことである。どうしてそんな曖昧な答えになるのかよくわからない。
     一つ心配なことは、この内容は中心市街地活性化基本計画にオーバーラップする部分がある。中心市街地活性化基本計画を今年度中に改定するという答弁が先ほどあったが、中心市街地活性化基本計画の中に、この新アリーナを核とするまちづくり計画に相当する部分を項目建てしていく考えがあるのかどうかについて伺う。

    【答弁要旨】
     今、並行して中心市街地活性化基本計画を策定しています。かなりかぶるところがありますが、新アリーナを核とするまちづくり基本計画は市全体を視野に入れながら街中のにぎわいにも貢献するというしつらえになっています。中心市街地においても新アリーナのインパクトを活用して、いくつかの事業を提示できるように準備をしているところです。

    【7回目質疑】
     答弁にあった中心市街地活性化基本計画の対象は中心市街地である。先ほど答弁では、今回の基本計画の対象エリアは全市であるということだったので、当然違うものが出てくるべきであると思う。
     ただ、この部分はあちらの計画に記載されているということを記載することで、計画を見た人が不足部分をどこで見ればいいのかわかるようにすべきであるし、それぞれの分担領域を明らかにしていくことが必要と考える。この点について、是非ご留意をいただきたい。
     最初の答弁では、経済効果についても追加していく予定があるとのことだった。
     P.9 (3)まちなかのにぎわい創出についての説明の中には、「まちなかのにぎわい創出につながる取組みを進めます」とか、「地域経済への波及効果が期待できる取組みについても積極的に進めます」とある。最終計画に載ってくるものとして答弁で言われた、豊橋公園までの動線計画を策定するということだけでは十分な経済効果が得られるとは考えにくい。
     この基本計画の中で、経済波及効果の最大化を図るための方策を示していく考えはないのかについて認識を伺う。

    【答弁要旨】
     計画の中に経済効果を示していくということなると、例えば年間の集客の予想とかそこからどれだけの消費効果があるとかお示ししながら、どれだけ最大の経済効果があるかをお示しすることになります。その中でできるだけ経済効果に波及する取り組みが何なのかをお示ししながら経済波及効果を図っていきたいと思います。

    【8回目質疑】
     経済波及効果を最大化するということはわかったが、私がお伺いしたのは経済波及効果を最大化する計画づくりをする考えはないのかということだ。もう一度お答えいただきたい。

    【答弁要旨】
     もちろん経済効果の最大化を図っていくことは必要であるので、取り組みの中で経済的に効果のあることを記載していくことで波及効果を生んでいきたいと考えています。

    【9回目質疑】
     この基本計画があってそれに基づいてアリーナを建設するかどうかということが検討されていくことになる。新アリーナをつくるべきか、つくってはいけないのかということについて、この経済波及効果は大変重要な判断要素になる。そういう意味でこの最終報告の中に、経済波及効果を最大化する取り組みを入れ、経済波及効果をどれほどにするかということについて、1月下旬あるいは2月上旬と言われる最終報告の中に盛り込んでいただけるという理解でよろしいのか、確認をさせていただきたい。

    【答弁要旨】
     そうした理解で結構です。

    【10回目質疑】
     では、最終報告を楽しみに待たせていただく。
     そしてもう一つ、最初の答弁では、今後作成するものとして、豊橋公園再整備計画図の変更したものがあげられていた。
     しかし、p.4の計画の位置づけには豊橋公園再整備計画との関係について、全く触れられていない。どのように考えているのか。

    【答弁要旨】
     豊橋公園の再整備計画書というものはありません。平成27年の委員会でも再整備の考え方をいうものをお示しし、そこに計画図を記載したものであります。

    【11回目質疑】
     計画はなく考え方だけであるとのことだった。それにしても考え方がどういう関係を持つのか、あるいはこのまちづくり基本計画と豊橋公園の再整備の考え方とどういう役割分担をしていくのか、この辺りの整理をしていくことが必要ではないかと考える。そういう意味で、ここにきちんと記載をしてその関係性を明確にすることが必要だろうと思われるが、なぜ、書いてないのか。

    【答弁要旨】
     「豊橋みどりの基本計画」というのが記載されているが、その方針の中のイメージの3に豊橋の顔となる緑の拠点、そして基本方針と目標として拠点となる公園・緑地を整備充実しますと掲げています。その中で方針3-3として「魅力ある公園・緑地」を増やします」という方針を立てています。それに基づいて豊橋公園とか総合スポーツ公園の個別の計画を委員会等で報告をしてきたという位置づけになっています。

    【12回目質疑】
     豊橋みどりの基本計画としてここに挙げているということだが、当局の皆さんはそれでお分かりになるかもしれないが、市民の側からするとこの基本計画の中には豊橋公園のことがたくさん書いてあるのに、この位置づけの中に豊橋公園整備構想のことが何も書いてないのは誠にわかりにくい話である。この辺りについてはもう一度整理をしていただいて、市民が理解しやすいように、どういう役割分担をするのかなども検討し、ここの表現について検討する考えがあるかどうか伺う。

    【答弁要旨】
     p.4の記載内容については、この計画を進めていく上での市の計画との関連性を示しているものです。先ほどお答えしたように、緑の基本計画の中にも公園の在り方ということが書いてあります。当然、配置等は豊橋公園再整備計画と整合性をとって改めてお示しするということですので、この計画の中で豊橋公園の再整備計画を記載するかも含め、計画案をお示しする時にわかりやすい形でお示ししていきたいと考えています。

    【まとめ】
     わかりやすいものにしていただくようにしっかり検討していただくことを期待する。

  2. 基本方針について
    【1回目質疑】
     基本理念では「新アリーナによる新たな価値の創造」とあるが、ここで示されている三つの基本方針からは「新たな価値」を読み取ることができない。先ほどの質疑に対する答弁では、新たな価値ということについて、スポーツを観るとか、選手を応援することが社会的価値を持つとのことだった。これらの社会的価値の有無や大きさについては、見解の分かれるところであると思われる。しかし、少なくとも、市内の既存のスポーツ施設でそのことは行われており、新たな価値とは思われないが、どこに新しさがあるのかについて伺う。

    【答弁要旨】
     スポーツを観るというところだと思いますが、本格的に観るということに重点を置いた施設はないと思っています。例えば音響とか映像とか座席の向きだとか、ということです。今回のアリーナはそういうところにも配慮した、観る文化を醸成することができる施設であると考えていますので、そういう観る文化が生まれてくるということが新たな価値であると考えています。

    【まとめ】
     観る文化というのが今一つわかりにくいが、そういう意味では既存のアクアリーナでも立派な観客席もあるけれども、もっとすごいのができるということを言われているわけか。ただこの程度の説明ではそのあたりのことは理解しにくい。さらに説明を加えることを検討していただきたい。

  3. スケートリンク機能について
    【1回目質疑】
     P.10には取り組み例があるが、この中にスケートのことが全く示されていない。スケートリンクという機能がありながら、それを活用することが全く記載されていないのは違和感がある。どういうお考えか伺う

    【答弁要旨】
     今回の中間報告ではスポーツという括りの中で、個別競技についての記載はしていませんが、もちろんスケートも視野に入れた計画になっていると思っていますし、取り組み例としては今後そういうものも含まれていくと考えています。

    【まとめ】
     スケートのことも基本計画で取り上げていくということだった。スケートについては、アクアリーナでアイスショーなども行っている。それと比べて新しい価値っていうことが言えるのかということも感じる。その辺りもきちんと説明したものになることを期待する。


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