メルマガ「きずな」 No.24 08月24日
[ホームページ http://toyo.pbeins.net/ ]
こんにちは、豊橋市議会の豊田一雄です。
◆すいません、今回は少し難しいお話です。
平成21年度から地方自治体財政の公表内容等が変わってきます。夕張市の財政
破綻に見られるように地方自治体の財政が厳しさを増す中、財政状況をよりわか
りやすくすることで、問題の早期発見をしようと国の方針が変わるためです。
@地方自治体財政健全化法の施行(平成19年度公布)
実質赤字比率(普通会計の健全度指標)、連結実質赤字比率(普通会計と公営
事業会計の連結健全度指標)、実質公債費比率(さらに一部事務組合・広域連合
も加えた健全度指標)、将来負担比率(地方公社・第3セクターも加えた健全度
指標)の4つの指標の公表が義務付けられます。まず、平成19年度決算による数
値が今年の秋に公表されます。来年からは、この数値の1つでも早期健全化基準
より悪い場合は、早期健全化計画の策定が義務付けられます。さらに深刻な財政
再生基準より悪い場合は、国の同意を必要とする財政再生計画の策定が求められ
ることになります。従来は普通会計だけが注目されていましたが、連結で判断す
ることにより赤字隠しをできなくしています。詳しくは下記のホームページを参
照して下さい。
http://www.cao.go.jp/bunken-kaikaku/iinkai/kaisai/dai10/10shiryou3.pdf
A新地方公会計制度導入(地方自治体の新しい会計方式)
現在の地方公会計制度は、その自治体の財政状況の変化の傾向を見ることはで
きても、資産・負債の状況やキャッシュフローの状況など、財政の実態が分かり
にくく、他の自治体との比較もしにくいものでした。そこで、発生主義を活用し
た基準設定(現在は現金主義)とともに複式簿記の考え方の導入を図ること、地
方公共団体単体と関連団体等も含む連結ベースによること、貸借対照表、行政コ
スト計算書、資金収支計算書、純資産変動計算書の4表の作成をすること、など
が平成20年度決算から行われることになります。詳しくは下記ホームページをご
参照下さい。
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/pdf/060518_3_bt1.pdf
従来は、普通会計決算認定の審議は12月議会で行われていました。その頃には
既に予算の作成が始まっており、決算の反省が予算に活かされにくいものでした
が、来年からはこれも早期審議により改善する方向で検討されています。
公のサービスの充実を図る一方、行政の役割は何か、どこまですべきかを見極
めなくてはならない時代になったことを痛感します。
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●視察報告のページに「ネパール視察」を掲載しました。(8月13日)
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※議会事務局からの連絡 08月09日〜08月24日
[豊橋市関連ニュースなど]
【08月19日】建設廃材(有価物)の盗難未遂について
8月18日(月)14時30分頃、中島処理場汚泥処理棟北側の建設廃材仮置場所で職
員が見回り中に、不審者2名が無断で廃材をトラックに積んでいるところを発見
した。そこで、別の指示者らしい1名を交えて事情を聴取した後、豊橋警察署に
通報し身柄を引き渡した。
○被害品目等
・品目 鋼製の配管、門扉等
・重量 2,020kg
・金額 約7万円
以上
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